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設立?

日本国内においては、現行法制度上携帯電話端末について電波法に定める技適の合致義務が生じる為、メーカー以外の第三者の修理業者が修理を行うと、電波法の違反行為となります。わが国では「無線局」として指定機関による認定・検定が行われており、非正規店で修理すること自体が法律に触れる行為との認識が第三者の修理業者・一般消費者にも周知されていません。その為、現在総務省と各通信キャリアで、携帯電話端末修理事業連絡会・技術基準適合性部会・管理・運用部会等の合同部会が開催され、第三者携帯端末修理に関して様々な検討がされ、2014年4月16日に電波法の一部を改正する法律が成立し、2015年4月より施行される見込みです。

一方、日本全国でiPhoneの修理やカスタマイズを標榜するショップが2014年9月時点で650店舗を越え激増しており、破損したディスプレイの交換や、バッテリー交換、外装交換などその場で対応し、修理代金はアップルストアの半額程度の為、一般的にも認知されつつあります。しかし、問題の修理技術も様々で、エンドユーザーとのトラブルも発生しています。

また、近年修理に使うリチウムイオン蓄電池の発煙・発火事故等の問題もあり電気用品安全法に基づきPSEマーク付きリチウムイオン蓄電池を使用した、法に基づく技術基準の適合義務が課せられています。

一方では修理した携帯修理端末・また修理用の部品の取り扱い等にも関係したバーゼル条約の第12回締約国会議が2015年5月に開催予定であり、電気・電子機器廃棄物の越境移動が急増して国境を越えた問題に発展し、地球環境に悪影響を及ぼさないような枠組みが求められています。

上記の3省庁にまたがる問題等も踏まえた中で当協会は、3省庁のみならず、通信事業者・各メーカー・第三者の修理事業者等の意見等をまとめつつエンドユーザー向けにメリットのある携帯端末修理事業の健全な発展を目指す協会の設立を決意しました。

日本携帯端末修理事業協会[JMRA]

代表取締役社長 新田 真弘
リペア技術資格認定試験の流れ
日本携帯端末修理事業協会(通称:JMRA)は、リペア技術資格認定制度のコースを運営しています。
リペア技術資格認定コースは、準3級~1級認定講師コースまで、合計5つのコースから構成されています。
各資格は、研修の受講後、筆記試験・実技試験を経て合格することにより当協会で認定する民間資格です。
※ 下位の資格を取得することなく、上位の研修を受講することはできません。

リペア技術資格認定制度のコース概要

等  級 準三級 三級 二級 一級 認定講師
レベル 修理スタッフ許可レベル 店舗開発可能レベル 9割の現場修理業務対応可能レベル 接客・店舗運営可能
レベル
研修講師レベル
対 象 未経験者 未経験者 3ヶ月以上の
店舗修理経験者
6ヶ月以上の
店舗修理経験者
責任者による推薦
認 定
範 囲
修理メニューを限定
したリペア技術者と
して、修理業務可能
技術スタッフとして
ある程度の機種が修理可能
9割の現場修理業務対応が可能 最新業界動向の理解
接客・店舗運営力の
獲得、最新機種の
修理技術の獲得
協会が実施している
認定研修講師として
指導訓練が可能
リペア技術資格等級について
準3級コース概要
研修期間 2日間     7時間/日
対 象 未経験者
内 容 指定スマートフォンの解体修理
研修効果 修理メニューを限定したリペア技術者として修理業務可能
試験内容 筆記試験 60 分/実技試験 60 分
開催場所 日本携帯端末修理事業協会(変更の場合有)
費用 研修費用 400,000円(税抜)/受験費用 18,000円(税抜)
※1.再受験の方は別途受験費用18,000円(税抜)がかかります。
※2.研修及び受験時の端末及び工具は受講者様にてご用意ください。

■ 準3級コースカリキュラム(iOS製品)

1日目
  • iPhone 基礎知識
  • iPhone6シリーズのフロントアッセンブリの交換
  • iPhone7シリーズの
    フロントアッセンブリ交換及び
    フロントアッセンブリ周辺の修理
(10:00~17:00/ 7時間)
2日目
  • 1日目の復習
  • iPhone7シリーズの
    バッテリー交換
  • iPhone5シリーズのバッテリー交換
  • 筆記試験
  • 実技試験
  • 合否発表

(10:00~19:00/ 7時間)

■ 準3級コース試験範囲

筆記試験 60 分 選択・記述問題 100点満点(8 割以上が条件)
実技試験 60 分 指定スマートフォンの解体修理
100 点満点(8 割以上が条件)
準3級コース合格条件 160点/200点
お申込み
3級コース概要
研修期間 3日間     8時間/3日
対 象 未経験者
内 容 指定スマートフォンの解体修理
研修効果 技術スタッフとして、ある程度の機種が修理可能、店舗開設可能スタートアップ研修
試験内容 筆記試験 60 分/実技試験 60 分
開催場所 日本携帯端末修理事業協会(変更の場合有)
費用 研修費用 600,000円(税抜)/受験費用 18,000円(税抜)
※1.再受験の方は別途受験費用18,000円(税抜)がかかります。
※2.研修及び受験時の端末及び工具は受講者様にてご用意ください。

■ 3級コースカリキュラム(iOS製品)

1日目
  • iPhone 基礎知識・業界動向
  • iPhone5シリーズのフロントアッセンブリの交換
  • iPhone6シリーズのフロントアッセンブリ交換
  • iPhone6シリーズのバッテリー交換

(10:00~18:00/ 8時間)
2日目
  • 1日目の復習
  • 水没修理(技術研修)
  • iPhone5シリーズのバッテリー交換
  • iPhone7シリーズのバッテリー交換
  • iPhone8シリーズのフロントアッセンブリ交換
(10:00~18:00/ 8時間)
3日目
  • 2日目までの復習
  • 筆記試験
  • 実技試験
  • iPhone5シリーズのバッテリー交換
  • iPhone7シリーズのバッテリー交換

(10:00~18:00/ 8時間)

■ 3級コース試験範囲

筆記試験 60 分 選択・記述問題 100点満点(8 割以上が条件)
実技試験 60 分 指定スマートフォンの解体修理
100 点満点(8 割以上が条件)
3級コース合格条件 160点/200点
※3級以上のコースをお申込みの方は、準3級試験合格の際に当協会が発行した認定証のIDによるログイン申込が必要となります。